純資産(Account value)を記録する
残高を記録しようと思ったときに、2種類の残高があることに気がつきます。現金資産と純資産です。これらには以下のような違いがあります。
- 現金資産(Cash)
- 現金としての資産。決済済みの残高を表す。ポジションを保有していても決済しなければ増減することはない。(一部例外あり)
- 純資産(Account value)
- 保有しているポジションの損益を含めた残高。「現金資産+保有ポジションの損益」で算出される。ポジションを保有していると日々増減がある。
ただの残高の記録であればいずれか好みの残高を記録すれば良いのですが、Lums Theoryでは、記録した残高がすぐさま取引量に反映されます。ここにも、単利と複利の関係と似たメリット・デメリットが存在し、現金資産での運用の方が「低リスクで少ないリターンな運用」となります。
ボクは、過去に行ってきた検証の結果、「純資産」を記録することにしています。
リスクを抑えて運用したい方は、以下の手順の「純資産の記録」と「現金資産の記録」を入れ替えるだけで「純資産での運用」に切り替えることができます。
手順
グレーの網掛けが "ない" セルが、入力する箇所です。網掛けのあるセルは関数で自動算出されます。
① 純資産の記録
各口座の純資産を入力します。
② 現金資産の記録
現金の合計を入力します。ここは記録(とグラフ)のためだけで、必要なければ入力の必要はありません。
※ この列を削除するとグラフが崩れます。
③ 入出金の記録
入金(Deposit)および出金(Withdrawal)を行った場合は記録します。
④ 日付の入力
日付を入力します。
※ 日付を入力すると、残高が取引量に反映されます。
⑤ ユニットとリスクの記録
関数で取得した「現在のユニットとリスク」を値に直して記録します。Ctrl+C
でコピーし、Ctrl+Shift+V
で「値のみ貼り付け」をします。
「*」が残るので、削除します。
※「*」は値に直したかどうかを目視で確認できるように入れてあります。必要ない場合は関数を調整してください
タカハシ / 7年目の兼業トレーダー
このブログの目的は、「学習の備忘録」と「アウトプットして理解を深めること」。「トレードで稼ぐために学んだこと」を徹底的に公開していきます。
元・日本料理の板前、現・金融畑のウェブ屋さん
保有資格:証券外務員1種、認定テクニカルアナリスト
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